日系人パウリーニョの気持ち

miです。
私の名前、ポルトガル語にすると「ミー」という愛称になるらしい。

 

2月に入ってから、ほぼ毎日ブラジルの日系人の人たちと連絡をとることがあって、
忙しくてブログを放置してしまいました。

実は先日、その中の2人、パウリーニョ(仮名)とアレックス(仮名)が沖縄入りしていました。
沖縄入りの理由は、「親族の告別式への参加」です。

急にパウリーニョから夜10時過ぎに連絡が入り、
「おばあちゃんが亡くなったみたいで、明日沖縄にいく。
葬式は初めてなので、着る服とかいろいろ一緒に買い物に行ってほしい」

とのこと。

 

告別式の連絡を受け、すぐに2人分の航空チケットをゲットしたパウリーニョ。
宿泊先は現地に着いてから探すというので、心配になりつつも彼らの沖縄入りを待つことに。

 

仕事が終わる1時間前に、2人が沖縄入り。
2人はその足で那覇のゲストハウスを何軒も周り、その日の宿はゲットしました。

 

それからメインプレイスに連れていき、告別式用にスーツなどの一式すべてをゲット。
香典袋もゲットして、いくら入れるのかを話し合い、やっと落ち着いたのが夜7時。
朝から動いていた2人はちょっとお疲れモードで、アレックスがふらふらし始めた。
しかも、変な汗が出始めている。

 

「朝から何も食べてマセン。チョットだめです。何か食べないとヤバイデス」

 

と言うので、バーガーを食べてもらう。

 

パウリーニョが「サムズ」というステーキ屋に行きたい、とにかく肉を食べたいと言うので、
駐車場のある宜野湾のサムズに行きました。

すごくいい感じのステーキ屋さん。
目の前で調理してくれる。パフォーマンスありで、パウリーニョはビデを撮っていた。

 

料理もおいしかったけど、なぜか「ガーリックライス」は2人とも残していた。
ブラジルの味と違うんだとか。
いつもならガッツく私だけど、2人を意識して女性らしくちょっと残してみた。

 

パウリーニョとアレックスは、日本に住んでいる「デカセギ」者。
日本ほど外国人を受け入れない国はないんじゃないかってくらい、
彼らは故郷でありルーツでもある日本で、差別を受け続けている。

日本にいる私たちって、「差別」についてあまり考えたことはないよね。
ブラジルからくる彼らだって、暮らし慣れた国を離れて日本で暮らすことって、
本当に勇気がいることなんだ。

その中でも一番キツイのが「差別」。

パウリーニョは、20年ほど前から日本に住んでいたけど、
ルーツである「沖縄」の人から差別されたらどうしようという思いから、
これまで沖縄に来たことがなかった。

いや、来れなかった。
だって、怖かったから。

親族に迷惑な顔をされたら?
沖縄で差別されたら?

そんな思いがあって、長年来れなかったんだって。
でも、勇気を出して「世界のウチナーンチュ大会」に参加。
その時に初めて、沖縄側の親戚と会った。

 

その時に言われたこと。

 

「何で今まで会いに来なかったの?」

 

パウリーニョが思ってた「差別」ではなく、
「歓迎」ムードに困惑したんだとか。

 

それからは2人はウチナーンチュ大会の時だけではなく、
冠婚葬祭の時にはできるだけ沖縄に来ることを決め、
今回もその想いから急遽来ることにしたそうです。

偉いよね。
偉いよね。

ブラジルに行って思ったのは、日本より人と人との関係がとっても密なこと。
1回しか会ったことない私が「ブラジルのサッカー選手のユニフォームがほしい」と言ったら、
アレックスはブラジルの両親に連絡して、送ってくれた。
ブラジルの本もプレゼントしてくれた。

 

中には変なデカセギ者もいるかもしれないけど、こうしてルーツである沖縄を思い、
沖縄の家族や友人のために一生懸命な日系人もいる。

彼らはただ仕事をしに来ているだけじゃない。
その国で暮らす勇気や覚悟をしてる。

 

見た目が外国人だから、とか
カタコトの日本語しか話せないから、とか

 

くだらないことを理由に差別したり、偏見を持った目で見る人もいるけど、

 

そんな人は外国で暮らしたことが無い人。

 

もっともっと視野を広げて、外国の人を受け入れる心を持たないとね。
彼らから得られることがたくさんある。

若い私たちに必要なのは、自分たちにないものを受け入れる努力。
彼らと話していると、自分の視野の小ささを改めて感じてしまう。

ステーキを食べながら「仕事がそろそろ任期満了で終わるんだ」という話をしていたら、
2人はその夜ブラジルに連絡を入れ、私の仕事を探してくれた。

ちょっと遠い職場だな。
でも、そんな気持ちが嬉しかったな。

 

沖縄で親族や私が快く受け入れてくれるのが嬉しいと、
何度もそんな話をした良い夜だった。

 

2人をゲストハウスに送った時、

「ホワイトデーの時には俺らはいないから、前もってあげとくね」

と、チョコやケーキをもらっちゃった。

ステキ。

彼らの優しさに触れるたびに、ブラジルがもっともっと好きになる。
私も彼らの力になれるよう、これからも頑張ろうと思ったそんな1日だった。

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